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震災がれき:宮城・女川町も東京都で処理 12月から
2011年11月24日 20時36分
東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理問題で、東京都と宮城県は24日、同県女川町の
可燃性のがれき約10万トンを12月から順次受け入れ、都内で処理すると発表した。
都は岩手県宮古市のがれきを受け入れているが、今回は23区と多摩地域の各市も協力する。
都庁で記者会見した須田善明・女川町長は「被災地住民にとってがれきの山々は、物理的にも
心理的にも復興への足かせとなっている」と述べ、広域処理への協力を呼びかけた。
国によると、宮城県で発生したがれきは1569万トン。このうち女川町には約44万トンあり、
町の一般廃棄物の115年分に相当する。会見で小泉保・宮城県環境生活部長は、
時折声を詰まらせ「広域処理をしてもらうために全力を挙げている。ただ残念ながら、
原発事故の問題で消極的な自治体も多く、苦慮している」と述べた。
発表によると、がれきは23区や多摩地域の施設で焼却。搬出時から繰り返し放射線量を測定する。
安全性を確認する焼却試験もするほか、施設周辺で住民説明会を開く。焼却灰は埋め立てたり、
リサイクルする。都は14年3月までに、宮城・岩手両県のがれき約50万トンを受け入れる方針。
がれきの広域処理では、静岡県の市長会・町村会が10日、国や県による安全確保などを条件に
受け入れるとの共同声明を発表している。
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