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北海道や中国・四国にも拡散か 11月15日 5時11分
東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、北海道や中国・四国地
方にまで拡散し、土壌に沈着した可能性があるとするシミュレーションの結果を名古屋大
学などの研究チームがまとめました。
研究チームでは「除染が必要なほどではないものの、全国で土壌調査を行うべきだ」とし
ています。名古屋大学などの国際研究チームは、原発事故のあとの3月20日から1か月
間、各地で実際に計測された放射性物質のデータを地球全体の大気輸送モデルと組み合わ
せ、シミュレーションを行いました。その結果、事故で放出されたセシウム137の一部
は、北海道や中国・四国地方にまで拡散し、雨などの影響で土壌に沈着した可能性がある
ことが分かったということです。セシウム137は半減期が30年のため、影響が長く残
るとされていますが、土1キログラム当たりの濃度は、高いところで、北海道東部の一部
で250ベクレル、中国・四国地方の山岳部で25ベクレル程度とみられ、研究チームで
は、いずれも除染が必要なほどではないとしています。シミュレーションを行った名古屋
大学の安成哲三教授は「放射性セシウムが全国的に広がっている可能性があることが分か
った。局地的に放射線量が高いホットスポットが出来ているおそれがあり、全国で土壌調
査を行うべきだ」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
北海道の東もやばい