11/03/28 15:06:44.76 nkgXczL60
気仙沼は中心部は海抜10M未満の地域が多く壊滅的被害を受けたが、
10分以内に到達出来る海抜30M以上の安全圏も多くあり、すぐに避難
した人は助かっている。古人が建てた、ここから下は危険、みたいな石碑も
至るところにあるし、啓蒙は日本トップクラスの地域だしね。
ただ、それでも甘く見て逃げ遅れる人がいる。もちろん、職務等の事情で
持ち場を離れられなかった人も多いが、逃げようと思えば十分逃げられた
人はそれ以上に多い。前年の津波では人的被害はゼロで、養殖筏などの
水産設備の被害が多かったので、むしろ地震後海岸へ降りて津波対策を
していた人もいるしね。
自宅の屋根に追い詰められて進退窮まった知人を見て、「だから逃げろ
っつったべやーーー!あんなとこ居られてもどうしようもねーべ!!」
と男泣きしながら知人が流されるのを見送るオッサンがテレビで放映されてたが、
やっぱりいくら啓蒙しようとも、最後はその人の性格なんでしょうね。昭和三陸の
ときの津波で夫を亡くしたお婆さんが、身支度整えて津波に向かって正座して、
「やっと(旦那の)傍に行ける」と言って避難を拒否した例もあったそうです。