11/11/08 10:44:50.30 jl2Yzx4x0● BE:87966645-PLT(12372) ポイント特典
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このところ、アニメのリメイクやベストセラー作品ばかりが目に付き、オリジナル作品が枯渇している日本映画界だが、
「待ってました!」とばかりに各社が飛びついたのが、昨年6月、7年に及ぶ宇宙の旅の末、世界初の惑星表面からの
サンプル採取に成功して帰還し、国民を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」の苦難の物語だった。
「東映・東宝・松竹・角川という国内の4大映画配給会社のみならず、独立系、洋画配給会社など8社が『はやぶさ』の
映画化に名乗りをあげ、争奪戦を繰り広げました。その結果、公開順に20世紀フォックス映画、東映、松竹が
映画化権を獲得。同じテーマの3社競合は日本映画史上初のできごとです」(映画ライター)
過去に同じ年に同じテーマの競作作品が公開されたのは、1994年、今や年末の風物詩ともなった『忠臣蔵』を
テーマにした『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(深作欣二監督/松竹)と『忠臣蔵 四十七人の刺客』(市川崑監督/東宝)が公開。
「どちらも興行成績は振るわず"共倒れ"となったが、『四谷怪談』は高岡早紀のヌードで話題になり、
日本アカデミー賞の最優秀作品賞、佐藤浩一が最優秀主演男優賞、高岡が同女優賞を受賞。高岡は
ブルーリボン賞でも主演女優賞を受賞するなど、かなり評価が高かった」(同)
今回の『はやぶさ』シリーズでは、3作に先駆けて5月からドキュメンタリー映画『はやぶさ』(角川映画)が公開され、
「10万人を動員したため"はやぶさブーム"に火が付くかと思われた」(映画会社関係者)という"追い風"の中、
3作の先陣を切って竹内結子主演の『はやぶさ/HAYABUSA』(20世紀フォックス)が10月1日に公開されたが、
見事にコケてしまった。
来年2月には今やハリウッドスターとなった渡辺謙主演の『はやぶさ 遙かなる帰還』(東映)、同3月に
は藤原竜也主演の『おかえり、はやぶさ』(松竹)が続々と公開。
とはいえ、結局どの作品も行きつくところは一緒なだけに、どれか1作見ればお腹いっぱいのような気がするのだが、果たして。
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