11/10/30 14:21:14.32 LHLfE4yb0 BE:886714728-PLT(12504) ポイント特典
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TPPへの疑問、懸念に答える・・・①TPPは米国の陰謀、日本狙いうちの輸出倍増策だ
TPPについては、農協のように、自らの既得権益を守りたいという一心でのデマゴギーもあるが、
やはり、国民の間には本当に心配、大丈夫?という不安もあるので、それに対し、できる限り、誠実に答えていきたいと思う。
今回からシリーズで「TPP反対派」の主張を逐次取り上げていきたい。
一回目は「TPPは米国の陰謀だ」「オバマの日本狙いうちの輸出倍増策だ」
「米国流のスタンダードの押し付けだ」といった主張だ。
これは根本的に的外れの批判だ。まず、当初、米国はTPP参加には消極的だった。
提唱国(P4)、特にシンガポールは熱心に米国を説得したがつれなかった。
それが変わったのが中国の台頭である。アジア太平洋地域において、
軍事的経済的に影響力を増大させている中国とどう対峙するか、向き合うか?
WTOドーハラウンドが頓挫し、中国主導の「東アジア自由貿易圏構想」や
「ASEAN+3」といったブロック経済圏構想が出現し、このままいけば、
アジア太平洋地域の経済・貿易秩序ですら中国に握られてしまう、、、。
中国といえば、レアメタルの輸出停止や投資規制の突然の変更など、西側諸国、
資本主義国で市場経済を信奉する国とはやはり違う、、、。
こうした国にこの地域を主導されて良いのか。この危機意識が米国を変えた。
元々、米国は日本のTPP参加には消極的だった。今でも米業界は消極的である。
例えば、先般、農協のボスが渡米し、米国の農業のボスに会った時、
露骨に「日本が入ると、また農業の問題で自由化が阻害される」と言われたという。
オバマ民主党政権を支える米製造業労働組合も、日本のようなモノづくりの先端国が入ることは、
逆に米にはマイナスと懸念している。あくまで本音は、発展途上国、特に、
世界のライジングスター、東アジアの市場を狙いたいということである。
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