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我々の観測では散乱波が観測される範囲は半径50kmくらいで狭く、とても高度100-300kmにある電離層が関与しているようには見えない。
仮に電離層散乱波が存在してもおそらく地上波を観測するほうが、電離層散乱波よりも字空間分解能が高いと思われる。
一般にFM受信機は受信帯域幅が0.3MHzになっており、100kW以上の出力を持つFM波の発信局は全国に約200ヶ所あって、これらが76.1MHzから
89.9MHzの周波数に0.1MHzごとに割り当てられている。
したがって異常が発生した時には、目標局と同じ周波数の局すべてだけでなく、±0.1MHz異なる全ての局の混信を考慮して解析することが必要である。
しかし、放送局が多すぎて、異常領域を特定する精度は低い。
『地震予報のできる時代へ』 森谷武男