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「10月28日に人類は滅亡しない!むしろ幕開け」マヤ暦再計算のカール・コールマン博士の解釈
2011年10月28日、古代マヤ文明の暦(マヤン・カレンダー)「長期暦」のサイクルが終わりを迎え、人類が滅亡する
という説が話題になっている。昨年末に発売された週刊SPA!では、「2011年トンデモ大予測」の一つとして、この説
について言及していた。
「スウェーデンのカール・コールマン博士という人が、2011年にマヤ暦が終わるという新説を唱えて、注目を集めています」
そう話すのは、同氏の著書『マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった』の日本版監修を務めた小原大典氏だ。
「博士は独自の研究によってマヤ暦の始まる日付を見直し、そこから終わりの日を2011年10月28日と割り出しました。
そして、その日付を起点に過去の歴史を研究し、生物の進化からヨーロッパの歴史、近年の情報技術の発展までが、
一定の秩序で起こっていたことを証明したんです。さらに2004年の時点で、リーマンショックやドルの弱体化を示唆する
発言もしており、未来予測の精度の高さでも注目を集めています」
では博士の説が正しければ、来年に世界は滅亡する!?
「いえいえ。博士はマヤ暦を『人類と地球と宇宙が一体化した進化プロセスの道程表』として捉えているので、その
終わりは進化の完成であり、世界の終わりではありません。それはむしろ『愛と全体性の黄金時代への幕開け』
なんですよ。博士は基本的に『世界はいい方向に向かっている』と考えている人です。彼のマヤ暦解釈は、現状に
絶望して『世界をリセットしたい』と考える人に人気の終末論とは、真逆のものなんですよ」
では、新しい世界の幕開けまでには何が起こるのか。我々は何に注意をすればいいのだろうか。
「具体的に何が起こるとは明言していませんが、既存の国家システムが崩壊へと向かい、アメリカの覇権も終わりを
告げる……というのが博士の考えです。ほかにもさまざまな秩序崩壊が起こるでしょうが、それをマイナスに捉えず、
黄金時代の幕開けに向けた『痛みを伴う改革』と考える柔軟性を持つことが大事でしょうね」
博士のマヤ暦解釈に従えば、未来に希望が持てるかも!?
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