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５地点に警戒雨量を設定 奄美北部豪雨で鹿児島県
(2011 10/14 19:57)
地滑りの現場を視察し、地盤の状態を調べる専門家ら＝１４日、龍郷町浦
鹿児島県は１４日、９月の奄美北部豪雨の被災地を専門家と調査し、土砂災害が起きた龍郷町と奄美市の５地点に、
再発の警戒目安なる基準雨量を新たに設けた。両市町は避難勧告・指示や通行止めの基準設定を検討する。
土石流で１人が死亡した同町赤尾木の加世間沢や同町浦の地滑り現場など３地点と、土石流で国道５８号が通行止めになった奄美市名瀬浦上の中島川など２地点。
基準雨量として時間１５ミリ～３０ミリ、連続５０ミリ～１４０ミリをそれぞれ設定し、応急工事で安全度が向上するまでの間、継続する。
調査には鹿児島大学大学院の北村良介教授（地盤工学）と、同大農学部の地頭薗隆准教授（砂防学）が参加。
地頭薗准教授は「土石流が起きた渓流では流木や土砂が多量に残っており、通常の雨でも再発する恐れがある」と警戒を促した。
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