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急増するうつ病 抗うつ剤よりコーヒーが有効?
2011年10月09日01時54分
提供:IBTimes
1日4杯で2割は防げる
我が国の自殺者数は、13年連続で3万人を超えている。このうち9割がうつ病などの精神病を患っていたとされる。
ストレスの多い現代社会で増加の一途をたどるうつ病だが、「コーヒーで予防できるかもしれない」という研究結果を米ハーバード大学の研究者が発表した。
1日4杯のコーヒーを飲む女性は、1日1杯以下しか飲まない女性に比べ、約2割もうつ病を発症するリスクが低いという。2~3杯の場合は15%程度リスクが低下する。
コーヒーは気分に影響する
コーヒーの主な成分であるカフェインは、脳内物質であるドーパミンやセロトニンの分泌に影響を与える。
短期的には、「頭がスッキリする」、「気分が活性化する」などの効果を感じる人が多い。研究者はこの効果が長期的にはうつ病の予防につながっているのでは、と推測している。
抗うつ剤より効果的?
うつ病については、一般的に精神科を受診するよう勧められている。最近ではテレビCMなどでも精神科の受診によって自殺のリスクを減らすよううたっているが、これに疑念を抱く声もある。
医療ジャーナリストの伊藤隼也氏は、精神科で処方される抗うつ剤が自殺者を増加させているのではないか、と指摘する。
自殺者数は1997年まで約2万~2万5000人で推移してきた。これが1998年には、3万2863人まで急増。その後は3万人台で推移している。
抗うつ剤の処方も、同じく1998年ごろから急伸しており、1998年には173億円だった売り上げが2006年には875億円に達したという。
「NEWS ポスト セブン」に寄せた記事の中で伊藤氏は、抗うつ剤が自殺者を増加させている可能性を示唆した。
コーヒーの方がうつ病対策として効果的、とまでは言えないが、少なくとも安全性の高い予防策と言えるだろう。
URLリンク(news.livedoor.com)