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ロンドン支局長・木村正人 日米同盟もちろん大切だが
2011.10.2 03:43
◆インドとの差を痛感
今年7月、英空軍基地での国際航空ショーを見学した際、インドからの一行に出くわした。インド空軍は
旧ソ連製ミグ21の老朽化で戦闘機126機の調達を100億~120億ドルで計画している。
ユーロファイターやFA18、F16、ミグ35、フランス製ラファール、スウェーデン製サーブ39の計6機種が
名乗りを上げ、2008年4月、米欧露6社から機体性能などの提出を受け、09年5月まで性能面での
比較・検討を行った。
実戦を想定して同年8月から昨年3月にかけインド南西部バンガロールの高湿度地域、北西部ラージャスタン
州の砂漠、北部ラダックの山岳地帯で6機種の飛行や爆弾投下試験を繰り返した。チェック項目は実に
643を数えた。
米印関係の改善やオバマ米大統領の売り込みにもかかわらず、今年4月、米国の2機は落選、欧州
ユーロファイターとラファールが最終選考に残った。駐印米国大使も詳細な試験結果を見せられ、反論の
余地がなかったという。
一方、島国の日本は国防にとって最も重要といわれる主力戦闘機の機種をわずか3カ月で決める。
空自関係者がユーロファイターやFA18に試乗しているが、インドのような実戦向け試験飛行は実施しない。
急激な軍拡を遂げる中国の圧力に直面する同じ状況にありながら、日本とインドの選定の差にがくぜんと
させられる。
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