11/09/18 11:55:59.69 e8Pmwxkk0 BE:647033663-PLT(12000) ポイント特典
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ホンダが米国の自動車市場で大苦戦している。売れ筋の看板車種「シビック」を4月に全面改良し
新型モデルを投入したにもかかわらず、8月の新車販売台数は前年同月比24.3%減と、
4カ月連続で大幅なマイナスを記録。落ち込み幅は、主力車種の「カムリ」がモデル末期だった
トヨタ自動車(12.7%減)をも上回り、販売低迷が際立っている。東日本大震災からの
生産回復の遅れが要因とされているが、市場では全く別の問題点が指摘されており、不振の根は意外に深そうだ。
8月上旬、ホンダ社内に大きな衝撃が走った。米消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」の
製品評価で、新型シビックが、小型セダン部門12車種中の11位という最低水準に位置づけられ、
消費者への推奨リストから外されたのだ。同リポートは米国で高い信頼を得ており、推奨リストからの
除外は「市場で、もはや主力車ではないという烙印(らくいん)を押された」(ホンダ首脳)に等しいという。
米新車販売の低迷について、ホンダは「震災の影響で生産できない車種が多かったため。生産が
正常化すれば挽回できる」(池史彦取締役専務執行役員)と説明する。しかし、米国内では
「それだけでない」(日系メーカー幹部)と、ホンダ自体の競争力低下を指摘する見方が強い。
問題は、新型シビックへの酷評が象徴する商品力だ。
「デザインもヨーロッパ風で洗練されている。燃費などの性能も上がっている。このレベルの車が出てきたら、やばい」
ホンダの四輪事業本部商品担当の野中俊彦常務執行役員は、3年前の米国でのモーターショーで、
韓国・現代自動車が持ち込んだ中型セダン「ソナタ」の試作車をみたときのショックが忘れられないと話す。
足元の米新車市場で起こっているホンダの急落の背景には、当時の野中氏の危惧が
現実となったことがある。新型シビックが最低クラスに沈んだ同じリポートで、最高評価を獲得したのは
現代のセダン「エラントラ」だ。
つづく
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
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