11/09/18 07:13:26.00 reuernNi0● BE:644382195-PLT(12000) ポイント特典
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半年にわたり、おはようの鐘 避難先の華蔵寺に感謝込め
陸前高田市小友町の華蔵寺（畑山祥山住職）では毎朝６時、「ごあいさつの鐘」が鳴らされている。
鐘つき堂の鐘を12回つくものだが、これを東日本大震災の発生以降、毎日のように手伝っている少年がいる。
被災し、避難所としてお世話になった同寺への感謝も込めて鐘つきに参加しており、おはようの鐘の音を地域に響き渡らせている。
鐘つきを手伝っているのは、近所に住む佐藤魁君（小友小学校５年）。
所属する小友町野球スポーツ少年団ではキャッチャーを務めており、仲間たちの面倒見もいいとして新人チームではキャプテンに就任した。
同寺では毎朝畑山住職がごあいさつの鐘をつき、地域に一日の始まりを伝えている。
震災発生翌日の３月12日は休まざるを得なかったものの、13日から再開。
避難所となった寺には地域の子どもたちも生活をしており、いつからか鐘つきを行うようになった。
「つけるかな？〟と最初は思っていた佐藤君。友達がやると知って参加し、１、２回交代でつき始めた。
その後、子どもたちの姿は少なくなり、今では佐藤君１人が継続している。
「１回始めたらやめられなくなったし、避難所でもお世話になったから」と、毎朝６時に寺にやって来る佐藤君。
休んだのは風邪を引いたり、スポ少の遠征があったときのみで、いまでは畑山住職が３回ついたあとの９回分を任されている。
「野球のバッティングにも関係しているみたい」と、大好きな野球技術の向上にもひと役買っている様子。
「鐘の音でみんなを起こしたいので、しばらくは続けたい」と誓っている。
畑山住職は「今は主体でついてもらっている。
〝おはよう〟のごあいさつが震災で亡くなった方々にも届けられたら」と話し、佐藤君の行いに感心している。
2011年09月17日付 4面
URLﾘﾝｸ(www.tohkaishimpo.com)