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東電「手順書墨塗り」で隠したい「その時トップ2人の不在と無為」
2011/9/16 17:23
現場は判断できない「廃炉」にするかどうか
これを読んでいる方は、私が事故直後の3月13日に公表した「地震のとき北京で勝俣東電会長と一緒にい
た」ということを思い出してほしい。あとになって清水社長も奈良方面にいたことが判明するのだが、東電の決
定権を持つトップ2人が震源地から遠く離れ、東電本社で2人が揃ったのは、どう考えても地震が起きてから丸
1日近くが経ってからのはずである。原発事故は現場だけで判断できるはずがない。廃炉にするかどうかを含
めて、トップの決断がなければ動きがとれなかったはずである。
私は東電の不幸が日本人全体の不幸になってしまうのではないか、そこのところをしっかり検証してくれと
新聞を含めたメディアに話したのだが、どこも検証したところはないようだ。
この記事を読んで、東電が隠したいのは非常時には、現場はもちろんだが、トップが即断するべきことも細
かく書いてあるのではないか。しかし、そのトップ2人とは満足に連絡さえ取れなかった。そのことを含めて東電
は隠したいのではないか。この私の推測はそれほど間違っていないのではないか。ページに載っている勝俣
東電会長が自宅から出てくる写真を見ながら、私は考え込んだ。
そして、会長だけが生き残ったのか (´・ω・`)