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K-POPの次はK文学? 話題作「菜食主義者」日本で出版へ
韓国ドラマや映画、そしてK-POPの流行で、韓国の人々の考え方やその生活のようすなどが
日本でも広く知られるようになってきた。そんな中、新たなジャンルが日本に上陸する。
それは「韓国の文学」。
映像で表現されるドラマや映画と違い、小説やエッセイなどの形でつづられる主人公の心情や
現代韓国の時代背景などは、味わい深く、韓国や韓国人への理解をより一層深めることができる。
同時に、異国でありながら現代日本と驚くほど似ている部分、よく似ているように見えてまったく異なる部分なども、小説を通して感じることができるのだ。
株式会社クオンでは、「新しい韓国の文学」というシリーズを立ち上げ、いま、韓国でよく読まれている小説の中から、
文学的にも高い評価を得ている作品を厳選し、日本の読者に紹介していくプロジェクトをスタートする。
小説・詩・エッセイなど、2000年代に入って注目を浴びている実力派の現代作家の作品を定期的に紹介予定だ。
シリーズ第1作は、韓国で最も権威ある文学賞といわれている李箱(イ・サン)文学賞を受賞した
女性作家、ハン・ガンの「菜食主義者」。韓国国内では「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた
欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作だ。
韓国では、新鋭イム・ウソン監督によって同名で映画化され、2009年には釜山国際映画祭、
2010年にはアメリカのサンダンス映画祭に公式招待され話題となった。
韓国文学の豊饒な世界を通して、隣国・韓国の「いま」を感じ、味わう絶好のチャンスになるだろう。
ソース:朝日ドットコム/ワウコリア 2011年9月14日9時50分
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