11/09/12 22:05:44.43 6LrHwkxC0 BE:2410327875-PLT(12000) ポイント特典
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大地震で集落が水没したとの伝承が残る滋賀県長浜市沖の琵琶湖底から、
供養塔や石仏の一部など石群約430点が見つかり、中井均・滋賀県立大准教授(中世考古学)が指導する
同大の学生グループが12日、発表した。
中井准教授は、16世紀後半の地震で集落が地盤ごと地滑りして水没したとみている。
調査したのは、中井准教授が指導する県立大の学生グループ「琵琶湖水中考古学研究会」。
「西浜村」という集落が湖底に沈んだとの伝承があり、素潜りで調査した。
長浜市祇園町沖約100メートルの湖底(水深約1メートル)で、東西38メートル、南北26メートルにわたって分布する石群を見つけた。
供養塔などに使われる五輪塔の一部や、石仏の上半身部分など、墓地に使われたとみられる石があり、
材質と形状から、16世紀前半から17世紀初頭につくられたと推定される。
文献で天正13(1586)年に岐阜県中北部を震源とするマグニチュード7・8規模の地震が起きたことが分かっており、時期が一致した。
中井准教授は「水没集落を考察するうえで貴重な史料。科学的な調査を進めれば、
地震被害のメカニズムの解明にも役立つのでは」と話している。
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