11/09/12 20:55:50.34 vZb7DW1iP BE:936591528-PLT(12873) ポイント特典
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VW「スズキ株売却しない」 提携解消へ曲折も
スズキ「全株買い取る」
スズキは12日、独フォルクスワーゲン(VW)に対し資本業務提携の解消を申し入れたと発表した。
両社は2009年12月に包括提携を結んだが、スズキは経営の自主独立性を維持したままVWから環境車技術などの提供を受けるのは困難と判断。
VWが保有する自社株の買い取りを提案するとともに、個別の協業案件を全て白紙にすることを求める。
日欧大手の大型提携がわずか2年足らずで見直しを迫られる異例の事態となった。
VWは同日、日本経済新聞の取材に対し「スズキ株を売却する計画はない」(広報担当者)と説明、
提携を維持したい考えを示した。両社の交渉は曲折も予想される。
VWはスズキに19.9%、スズキはVWに1.5%を相互出資している。
同日、都内で開いた記者会見で鈴木修会長兼社長は「現状の出資比率では十分に技術移転に応じてくれない。このままの状態では経営の足かせになるだけだ」と話した。
資本関係の解消に向けて「株式はスズキが全株引き取る」という。
12日終値で計算すると、VWは約1660億円に相当するスズキ株を保有している。
鈴木会長は「環境車の開発も自前で進める」との方針も示した。
これまでも「対等な関係」を求めてきたスズキに対し、VWは11日にスズキがディーゼルエンジンを伊フィアットから調達するのは提携合意違反と表明。
両社の溝が深まる中でのスズキの解消申し入れとなった。
ただVWは「スズキは依然として魅力的な投資先」と評価しており、提携の継続を求める方針。
鈴木会長は会見で「協業が進まないのに資本を持ち続ける狙いが知りたい」と話し、資本と業務の両面で提携を全面解消する考えを強調した。
URLリンク(www.nikkei.com)