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「ゴルゴ13」映画化権 「サイレントヒル」のS・ハディダが獲得
長年にわたり日本国内で読まれてきたマンガ『ゴルゴ13』が、海外で映画化されるかもしれない。9月10日に映画プロデューサーの
サミュエル・ハディダ氏が運営する映画製作会社Davis Filmは、『ゴルゴ13』の実写化権を獲得したことを発表した。サミュエル・
ハディダ氏は9月8日から始まったトロント国際映画祭でこれを明らかにした。
発表によればDavis Filmは映画化権を『ゴルゴ13』の原作者である さいとう たかを氏の権利を管理するリイド社から獲得した。また、
契約にあたっては藤村哲也氏が代表取締役社長を務めるフィロソフィアが仲介をした。フィロソフィアはグローバルな映画ビジネスの
コンサルティング、日本のプロパティのハリウッド映画化事業を専門としている。
『ゴルゴ13』は、1968年からさいとう たかお氏が連載する人気マンガ。30年以上にわたる連載で国内では最も知られたマンガ作品の
ひとつになっている。主人公の狙撃手ゴルゴ13ことデューク・東郷が、国際政治・犯罪などを舞台に様々な事件に関わり、活躍する。
国内では実写映画やアニメ映画、OVA、テレビアニメなどたびたび映像化されている。しかし、海外での映画化はこれまでなかった。
国際的な舞台での活躍という作品設定と知名度の高いタイトルが、映画化権販売につながった。今回の映画化権獲得について、
ハディダ氏は「私は長年さいとう たかを氏の作品と劇画を高く評価してきました。彼の作品スタイルと偉大なキャラクターを世界の
映画ファンに送れることを喜んでいます」と語っている。
Davis Filmはパリとロサンゼルスに拠点を持ち、これまでも『サイレントヒル』、『バイオハザード』シリーズの日本ゲーム原作の実写
映画、マンガ『クライング・フリーマン』の実写映画化を実現し大きな成功を収めている。映画化権を獲得したサミュエル・ハディダ氏は、
公開の目途やスタッフは今回明らかにしていない。企画は初期段階とみられ、実際に映画化に辿りつくか現在は分からないが、
これまでの実績が『ゴルゴ13』の映画化に結びつく可能性は高いだろう。
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