11/09/02 03:34:50.50 qlL+kgVo0 BE:13485964-PLT(12600) ポイント特典
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経済成長が続く新興国で新型戦闘機を100機以上と大量に導入する計画が相次ぎ、財政難から自国向け販売が伸びない
米欧メーカーが契約獲得へしのぎを削っている。開発・製造を継続しないと戦闘機に関わる技術力を維持できないため、
先進国は自国の防衛産業の基盤を維持する目的で新興国向けの輸出を奨励。大型商談の成約が続けば、
世界の軍事バランスにも変化を及ぼしそうだ。
「初めての実戦参加」―。6月下旬に開かれた世界最大級の航空機見本市「パリ航空ショー」などで、世界の防衛大手は似た宣伝文句を使っている。
国連安全保障理事会の決議に基づいて3月に始まった対リビア軍事作戦では、初めて実戦を経験する戦闘機が相次いだ。
対リビアに投入
英軍は、英BAEシステムズなど英独伊スペイン4社が共同開発したユーロファイター(輸出仕様の名称はタイフーン)を警戒監視飛行で使用。
米軍は空母艦載機である米ボーイング製のFA18Gグラウラーを対地攻撃に投入した。
米国は今回の作戦で空母を出動させなかったが、なぜか艦載機だけを派遣する奇妙な形をとった。多国籍軍に空軍を派遣した例がほとんどない
スウェーデンが突如として、自国の防衛大手サーブ製のJAS39グリペンを作戦に参加させたのも目を引いた。
各国が自国製戦闘機の実戦への初参加にこだわったのには理由がある。ブラジルやインドなど新興国が相次いで空軍の主力戦闘機を100機以上
更新する計画を持ち、欧米各国の戦闘機はその候補となっている。世界の武器商戦では、「コンバット・プルーブン(実戦で使えた)」という事実が
極めて有効なセールスポイントとなるのだ。
URLリンク(www.nikkei.com)