11/08/21 17:18:43.28 Pb6ebGle0 BE:1917712447-PLT(12010) ポイント特典
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■ホントに「テレビ離れ」なのか?
またぞろ「テレビ離れ」が論じられている。発端はテレビ朝日の某ゼネラル・プロデューサーの“19時台の民放は全局、視聴率が一桁台だった”という呟きから再燃したのだ。
さっそく『週刊文春』(6月30日号)が「吉本もジャニーズも全滅。火曜19時台で視聴率オール一ケタ」とブチあげ、“19時台が苦戦していたのは事実ですが、全局一ケタは前代未聞。
(中略)CMもスポンサーが激減してスポットばかり突っ込んでいる状態。もはや「捨て枠」ですよ”という談話を載せた。
『週刊ポスト』(7月4日号)も「テレビ視聴率大暴落の内幕」と題して“20代男性がテレビを観ない”“多チャンネル化による視聴のフラグメント化、
ネットよりもつまらないという価値観の浸透”と続けた。ホントに「テレビ離れ」なのだろうか?
■「テレビ離れ」より「測定漏れ」
けっしてテレビは見られなくなったわけではない。むしろ昨今の視聴率の低下は、視聴率調査の「視聴の測定漏れ(Lost Audience)」が主因であろう。
そもそも今の視聴率調査は(1)自宅内の、(2)据え置き型テレビの、(3)実放送の視聴を測定するものでしかない。
したがって録画を再生した視聴や職場や友人・知人宅など自宅以外の場所での視聴、パソコンやワンセグによる視聴などは視聴率に含まれない。
しかも、局別・番組別の視聴率は、関東地区でいえば在京民放5局にNHKの総合と教育の番組だけが算出対象(本号が発刊されるときはデジタル化されており、
番組視聴率の算出は、この限りではない)で、BSで放送される番組(例えば「おひさま」や「江」など)の視聴率は、当該番組の視聴率としてカウントされない。
そうした視聴の測定漏れが引き起こす視聴の「ノー・カウント」こそが、視聴率を低下させている元凶なのである。
「視聴離れ」が起きているのかどうか、人々の一日あたりの視聴時間をNHK放送文化研究所が5年ごとに大サンプルで実施している生活時間調査の結果でみるとハッキリする。
一人当たりの視聴時間に「減少」は認められていないのである(表参照)。
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