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【神奈川の忌み地】
神奈川(川崎多摩地区)
【祟り山】― 神奈川・川崎多摩地区丘陵
■庚申山
神奈川県川崎市多摩区の長沢の北にあった高さ100 m、広さ300 ?ほどの丘陵で、普段人が入って木を伐ったりすると、怪我したり死んだり、気が狂ったりすると言われていた。
以前は大きな樹が茂っており、トオノコシ谷戸(平瀬川付近)の庚申講の持山であったが、一度国有地となり、民間に売りに出されたが買い手が付かなかった。(今ではマンションや住宅が犇めいている)
明治の中頃まで同族で構成された庚申講による一党祭祀が続き、8年から10年に一度取り行われる祭りの時にだけ入山したという。
■穢地山(ケガチヤマ)
川崎市柿生区万福寺。 博打打ちが仲間に斬り殺されたためになった山だといい。持てば持ち主に祟るという。
柳田によれば、ケヤマのケは(物の怪)のケというが、ここでは穢れた場を意味する。
■癖山(クセヤマ)
川崎市柿生区金程。 ここも公園化されている。「あの山はクセが悪い」などといい、誰も買うのを嫌ったためという。
■死に山(シニヤマ)
東京都稲城市。これは東京都だが、裏手の川崎市柿生区細山と山続きなので加えさせてもらう。
東京○みうりカントリークラブ付近にあったと思われ、山仕事の人が怪我をしたり、死んだりした山だという。
■入いらずの森(イラズノモリ)
川崎市多摩区生田にある川崎市水道局生田浄水場散策道のことであり、こんもり木の茂った陰気な手付かずの森である。
第六天の祠があったといい、土地に昔から住む人は立ち入らなかった。
浄水場建設の際、怪我人が多数出たという。