11/08/14 17:53:03.23 uv/kZgsl0 BE:139165477-PLT(12001) ポイント特典
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「頭脳的なプレー」が「汚いプレー」とされる時代。
ジャッジが厳しくなったきっかけは3年前の北京五輪。アマチュア球界を中心に、
ジャッジがこれだけ厳格になってきた背景には、2008年の北京五輪における日本代表の
プレーがある。北京五輪で「島国の野球は嘘をつくのか」と言われた日本人審判。
「オリンピックのとき、向こうの審判に『島国の野球は嘘をつくのか』ってずいぶん叩かれた。
日本人はファウルチップで、ワンバンしてるのに、ダイレクトで捕ったってアピールする。
デッドボールでも、当たってないのに当たったって言う。
日本人はふた言目には『ルールブックに禁止とは書いてない』って言うけど、
ルールブックはプレーヤーのフェアプレー精神を信頼して、必要最低限のことしか書いてないわけです。
だから、基本的には、こんなことをしたらおもしろくないよね、っていうことはやってはいけない。
ボークがなぜいけないかというと、走者の盗塁するチャンスを奪ってしまうからです。
そんなことしたら、つまらないでしょ、と。世界では、盗塁するとき、必ず打者は捕手の邪魔にならないよう避ける。
空振りして、よろけちゃうこともあるんだけど、それでもすぐにかがむとか、邪魔にならないよう工夫しています。メジャーの選手でもそうですよ。
捕手と走者の1対1の勝負を、第三者が邪魔をしてはいけない。それが野球におけるフェアプレーの精神なんです。
去年、甲子園で一、三塁から、一塁走者がわざと挟まれて、その間に三塁走者がホームをつくというプレーがあった。
あれも高校野球では当たり前のトリックプレーですよね。でも、あれも国際大会にいったら汚いプレーになる。
キャッチャーが捕球時、ミットを微妙に動かしたり、走者やコーチャーが両手を広げてセーフとアピールしたり、
まだジャッジを受けていないのに勝手に四球と判断し一塁に歩きかけたりする行為は、
いずれも、国際的には審判に対する侮辱行為と見なされ、制裁を受けることになる。
そうしたプレーは日本の野球では、これまで「頭脳的なプレー」と称賛されることはあっても、「汚いプレー」 と批判されることはなかった。
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