11/08/08 06:12:03.73 NG3qDGy60● BE:2686660777-PLT(12000) ポイント特典
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波乱含み 72年ぶりコメ先物、日本で復活
コメ先物取引が8日、日本で72年ぶりに復活する。低迷する国内商品先物取引の活性化の切り札として期待が集まるが、
東京電力福島第1原発事故による放射能汚染問題のコメへの波及が懸念される中、船出は波乱含みだ。
先物取引は、将来の価格を予想して売買契約を結び、現物の受け渡しや反対売買で決済する。価格は酷暑や冷害などで
変動するリスクがあるため、先物市場は生産者や流通業者などにとってリスクヘッジ(保険つなぎ)の場となる。8日は東京
穀物商品取引所と関西商品取引所で取引が始まる。
東穀取は現在、トウモロコシや一般大豆、小豆など7商品を上場しており、コメ先物を含めると8商品になる。7月の1日当たりの
総出来高は7044枚で、その内、トウモロコシが3729枚で最多だった。1日当たりの総出来高は1996年4月の17万4677枚が
過去最高でここ数年は減少傾向にある。国内商品取引所会員で構成する日本商品先物振興協会の多々良実夫理事(豊商事会長)も、
取引高が低迷する業界の「立ち直りの起爆剤になると思う」と述べ、実需家や投資家の参加に期待を示す。
◆全中は反対の構え
農林水産省によると、2009年度はコメの出荷量は624万トンで、農業協同組合(JA)グループのルートで流通しているのは約6割。
全国農業協同組合中央会は7月発表した談話で、主食であるコメに「投機的なマネーゲームである先物取引の試験上場を認可したことは
大問題」と批判、取引には組織を挙げて参加せず、本上場阻止の運動を展開していくと表明している。
一方、年間150トンから200トンのコメを生産し、将来はコメの輸出も考えているという秋田市の農業生産法人、藤岡農産の藤岡茂憲社長は
「今までは農協の買い取り価格が指標のようになっていたが、需給バランスに関係なく価格を出す根拠のない値段だった」と説明。「それが
買い取り直前にならないと分からないので規模の大きい生産者にとっては、非常にリスクが大きい」と述べ、先物取引を検討しているという。
URLリンク(www.sankeibiz.jp)