11/08/07 09:31:10.13 pdaojxqr0 BE:774969582-PLT(12001) ポイント特典
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声高らかに「ビー・トゥギャザー」－。第９３回全国高校野球選手権大会１日目の六日、初出場の県代表・健大高崎は四国の伝統校、今治西（愛媛）と対戦。
７－６と土壇場での逆転勝利を飾り、初戦を突破した。アルプススタンドに詰め掛けた２０００人の大応援団は初の校歌斉唱に酔いしれた。
健大高崎は大会７日目の第３試合で、名門・横浜（神奈川）と２回戦を戦う。
開会式の余韻の残った開幕試合は、健大高崎の機動力で動いた。三回表１死二、三塁、柳沢潤也選手がスクイズバントを決める。
相手投手が一塁に送球する間に、二走門村鴻輝選手が一気に生還し、２点を先制。アルプススタンドは歓声に包まれた。
グラウンドを背に太鼓をたたいていた野球部の下川原滉評（こうへい）君は「背中越しに攻撃陣の勢いを感じる。
慌てた感じもないし、いつも通りプレーできている」と力強く話した。
しかし、四回裏、今治西に７安打で一挙５点を奪われ逆転を許す厳しい展開に。
だが、二塁手の宇野遼介選手が中学時代に所属した四条畷大成ボーイズ（大阪府）の中山登志夫代表（７５）は「しっかり守れている。
十年に一度の選手だと青柳（博文）監督に自信を持って送り出した子。もう一回は打順が回ってくる」と活躍に期待をかけた。
２点を追う九回表、先頭の門村選手の右前打をきっかけに柳沢選手の適時三塁打で同点。投手の片貝亜斗夢選手が自らのバットで勝ち越した。
門村選手の父・聡さん（４４）は「よくやっている。今日は最高の誕生日になった」と周囲と喜びあった。
片貝投手が今治西の九回裏の攻撃を三者凡退に仕留めると、スタンドは抱き合ったり、体をたたき合ったりして喜びを爆発させた。
念願の校歌を肩を組んで歌い、甲子園に響かせた。
昨年中堅手だったＯＢの斎藤隆盛（りゅうせい）さん（１８）は「昨夏は県大会準決勝で敗れた。自分たちの悔しさをしっかり受け継いでくれた」。
同じ中堅手で５打点と活躍した柳沢選手には「チーム一の頑張り屋。自分たちが続けてきた野球が甲子園の勝利に結びついた。本当にうれしい」と喜んだ。
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