11/08/06 21:49:11.55 r++l6n/q0 BE:1952145656-PLT(12000) ポイント特典
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発達障害の大人たちが持つ“隠れた才能”と“不器用な優しさ”
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この8月、東京都江戸川区に、都内で3ヵ所目となるNPO法人「全国引きこもりKHJ親の会(家族会連合会)」江戸川支部が開設された。
この支部を立ち上げた柳田節子さん(54歳)は、「発達障害」の「アスペルガー」と診断された24歳の息子をもつ母親である。
「発達障害」と「引きこもり」現象との因果関係については、当連載でも何度か報告してきた通りだ。
柳田さんの息子は、今年の3月頃まで、ずっと就職試験を受け続けてきたが、どこにも採用されなかった。
面接を迎えると、並みの緊張ではなくなるのだ。
面接では、何があるかわからない。そう思うと、ますます不安が募った。
その原因はわからない。ただ、彼は不安感に覆われると、なぜか怒りの表現になって、イライラしていたという。
漠然とした生きづらさを抱え、大人になると、どこにも行き場がない。彼は、就活を諦めて、知的障害者の作業所を選ばざるを得なかった。
ところが、1日午前9時から午後4時まで働いて、賃金は500円。昼食の弁当代に380円徴収されるため、差し引き120円では、交通費にもならない。
そして彼は朝、起きられなくなった。さらに、
「遅刻しないで来い!」
と、スタッフから言われるだけで、作業所にも通えなくなってしまった。
「いじめ」を見て見ぬふりできず、いきなりいじめっ子に殴りかかることも。
中学生の頃から、シャツをズボンの中にきちんと入れなければ、外に出ることができなかった。たとえ車が道路を走っていなくても、
信号は必ず守り、横断歩道を歩く。
「本人は、悪いとは思っていませんでした。しかし、真面目すぎることがアダになってしまっていたんです」
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