11/08/06 16:02:44.15 TIa+Ma95O
>>198
そもそもなぜ、この時期に「国の借金」を返済しなくちゃいけないの?
バブルの後遺症で企業、家庭が借金を返済する事に躍起になる一方で、おいそれと
あらたな借金をして投資・消費に踏み切ることが出来ない状況が続いた結果、
金融機関に融資のアテのない預貯金がどんどん積み上がっていってるのが現状だ。
金融機関は勿論企業、家庭に融資をした方が儲かるが、需要がない以上、日本政府の
だす国債ぐらいにしか運用できない。外国の国債は円高進行中の今ではリスクが大きすぎる。
「政府の借金」てのは激減した企業、家庭の借金(とそれを元にした投資)の肩代わりを
果たしてる。それをロクに投資需要が回復してもないのに減らしてどうすんの?
最悪金融機関はリスクの高い運用(倒産するかもしれない弱小企業、数%の円高で
利益が吹っ飛ぶ外国資産)せざるを得なくなるぞ。
むしろ「今」政府がやるべきなのは金利が上がらない程度に「借金」を増やして
金融機関の余った預貯金を吸収する一方で、得られた現金をつかって投資の需要を
創出する事だ。
東北の復興に使うのは勿論、日本全国の地震、津波に対する防災、今より便利な交通
インフラの創設、核に代わる新しい電力エネルギーの研究、さらには石油に代わる
エネルギー資源の開発
いくらでも使い道なんてのはある(一企業では手の出せない巨大プロジェクトは特に)
そうして景気が回りはじめて、みんなが金を使い始めた時にこっそり「借金」を
少しずつ返済していけばいい。そのころには軽くインフレになって、負担は実質
軽くなっているはずだし。