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[映画.com ニュース] 大ヒットSFアクションシリーズ第3弾「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」が、7月29日に日本公開を迎えた。
「アバター」のジェームズ・キャメロン監督も認めた3D映像が注目の同作だが、完結編となる今作ではストーリー面の充実にも注力。
1960年代の米ソ宇宙開発競争と絡めたストーリーに、実際のアポロ11号で月面着陸を果たした宇宙飛行士エドウィン・オルドリン氏を
登場させるなど、リアルなドラマ展開も話題となっている。
マイケル・ベイ監督のインタビューはこちら
映画の冒頭では、69年7月20日のアポロ11号月面着陸が描かれる。人類初の偉業に世界中が歓喜している間に、宇宙飛行士たちは月の
裏側(ダークサイド・ムーン)に不時着して大破しているトランスフォーマーの宇宙船を発見する。
ジョン・F・ケネディが提唱したアポロ計画は、実は月面の秘密を発見するための計画であり、以来約40年間、米政府はこの事実を隠ぺ
いしてきた、という設定だ。このとき、ニール・アームストロング船長とともに月面に降り立ったエドウィン・オルドリン操縦士が、本人役とし
て現代のシーンに登場。政府高官と正義のトランスフォーマーたちの基地を訪れ、オプティマスと握手を交わす場面がある。
こうしたアメリカ近代史における事実や政府の陰謀劇を盛り込んだ大きな理由は、マイケル・ベイ監督自身が「駄作だった」と認める前作
の反省による。映像はスケールアップしながらも、脚本家のストライキの影響を受け、“人間不在”のまま物語が進んでしまったことに大
きな不満を抱えたベイ監督が、壮大なスケールとシリアスな世界観にこだわった結果だ。
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