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九州自動車道：標識車に追突、家族５人が死傷…福岡
福岡県宮若市の九州自動車道で５人が乗ったワゴン車が標識車に追突する事故があり、
ワゴン車を運転していた福岡市東区名子３、天理教分教会長、矢野博嗣（ひろつぐ）さん（４４）が３０日未明、外傷性くも膜下出血などで死亡した。
同乗していた息子の中学２年、天晴（てんせい）君（１４）は頭の骨を折るなどして意識不明の重体。
妻美保子さん（４３）と息子の小学４年、甲拓（こうたく）君（９）が重傷、娘の調緒（しらべ）ちゃん（１）が軽傷を負った。
県警高速隊などによると、ワゴン車の助手席に天晴君が、後部座席には調緒ちゃんを抱いた美保子さんと甲拓君が座っていた。
車体の右側面は大破したが、前部はほとんど損傷がなかったという。５人は奈良県で開催される天理教の子供向けイベントに向かう途中だったとみられる。
事故は２９日午後９時半ごろ、上り線若宮インターチェンジ付近で発生。中央分離帯の除草作業のため、
追い越し車線の通行止めを知らせる無人の標識車にワゴン車が追突した。ワゴン車がスリップしたとの目撃情報もあり、県警が詳しい事故状況と原因を調べている。
事故の影響で九州自動車道上り線古賀－若宮インターチェンジ間は２９日午後１１時から約３時間にわたって通行止めになった。【遠藤孝康、遠山和宏】
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