11/07/24 23:59:05.27 RrEtMlH70
>>750
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少子化により労働力が減少し景気が後退するとする説も、
スーペー少子化論を支える太い柱の1本です。
でも、景気が悪化すれば雇用も落ち込むのですから、ちょうどよくなりそうなものですけどね。
景気が悪化してなお、生産年齢人口が多すぎるために失業者がたくさんいるというのが、
現在の日本の状況でありまして、じゃあ、いまハローワークに並んでいる人たちは幻か、
経済理論上は存在しないはずの人たちなのか、という話になります。
不況で失業ならまだしも、アメリカでは業績が好調で株価が上がった企業が、
さらなる生産性の向上のためと称して人員を削減しています。
「業績は順調だ。よくやった、お前らクビ」
ってのは社員にしてみれば納得いきませんが、
これじつは、業績好調なうちに経営者が自分の給料を取れるだけ取っておこうという作戦です。
不景気になれば人減らし、好景気でも人減らし。こうなるともう、少子化以外の選択肢はありえないのではと思えてきます。
ではいったい、どのくらい労働力が不足するのかとたずねると、
それについてはスーペーさんたちは口を濁すのです。
「将来の労働力不足による景気後退がどの程度の規模になるのか予測がつかないから
労働力がどれだけ不足するかもわからない」つまり「すべてが未知数」ってことですが、
スーペーさんはなお力強く「それでも少子化で労働力は不足する」とガリレオのごとく主張します。
彼らが将来減少すると心配している「労働力」は、おもに単純労働の従事者を想定しているという点も
気になります。
将来社長が足りなくなるとか、学者や政治家が足りなくなるなんて話は一向に聞かれないのです。
「俺たち一握りのセレブのために安月給で働く労働者が減少しては困る」という、庶民を見下した心配なのです。