11/07/23 09:20:41.26 GoCTZ5AJ0 BE:1326181875-PLT(12000) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/anime_onigiri03.gif
タツノオトシゴ養殖、事業化へ技術蓄積
静岡商工会議所や静岡市、市内の大学、企業など
産学官でつくる駿河湾地域新事業推進研究会が、
東海大海洋学部と連携して取り組むタツノオトシゴの
陸上養殖施設が稼働半年を迎えた。
完全養殖と大量生産に向けた技術の蓄積が進み、養殖した成魚の販売など、
事業化に向けた構想も具体化しつつある。 タツノオトシゴの養殖は
昨年１２月にスタートした。静岡市清水区の同学部キャンパスに
コンテナを活用した施設を設け、安定した繁殖、ふ化、
成長を繰り返す継代飼育技術の確立を目指している。
開発を担う秋山信彦教授によると、当初は成長に応じた餌の与え方や
病気の管理が難しく、失敗も多かったという。現在は入手しやすい
オキアミの仲間を飼料に用い、消毒を徹底するなどの工夫でメドが立ちつつある。
同区のはごろもフーズと協力し、家庭で育てる環境に近い小型水槽を使った飼育にも挑戦。
同社本社では体長１３センチ程度の６匹が元気に泳ぎ回っている。
秋山教授は「後は安定して産卵する条件が解明できれば、大量供給の見通しが立つ」と話す。
タツノオトシゴは漢方材料として珍重されるため、研究会は乾物製品化を検討している。
乱獲による個体数減で世界的に取引規制が強まっている状況にも着目し、
観賞魚用としての需要調査も始めた。研究会は「各地で縁起物として飼うという話も聞く。
どの程度の市場があるか見極めたい」としている。
URLﾘﾝｸ(www.at-s.com)