11/07/20 21:11:50.07 EtS6AVMa0 BE:1137710063-PLT(12046) ポイント特典
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京都府の風俗店で働く女性1人から、淋病(りんびょう)治療に最も有効とされる抗生物質「セフトリアキソンナトリウム」が
効かない病原菌(淋菌)が検出されていたことが分かった。菌は09年に発見され、現在まで他の人から見つかったとの報告は
ないが、監視強化が急がれそうだ。
菌は女性ののどから検出された。日本とスウェーデンのチームが、セフトリアキソンナトリウムがこの菌に効かなくなる耐性を取得
していることを確認。菌の名称を発見者の頭文字を取って「H041」とした。
現在、セフトリアキソンナトリウム以外に有効な治療法が他になく、新しい抗菌薬の開発を待つしかないという。新たな感染例は
出ていないが、研究チームの岩破(いわさく)一博・京都府立医大准教授(性感染症)は「以前、神奈川県で見つかった耐性を
持つ淋菌が、後に北海道や九州で突然発見された。今回も安心してよいわけではない」と注意を呼びかける。
淋病は性感染症の一つ。男性の場合は2~9日の潜伏期の後、排尿の時に痛みがあったり、うみが出たりする。女性は
自覚症状がないことが多く、炎症が広がり、不妊症や子宮外妊娠、慢性骨盤痛の原因となる。
全国約900カ所の医療機関から毎月、患者数が報告される「国立感染症研究所」によると、02年に2万1921人の感染者
が報告されて以降減少している。09年は9285人の報告があった。
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