11/07/18 22:51:13.22 8vm5El22P BE:3579190278-PLT(18000) ポイント特典
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さて、福島で原発事故が起こって以来、左派と右派の境目がなくなっているように感じられます(特にネット世論上では)。
左派は右派の「考え方」を、右派は左派の原発に対する評価をそれぞれ身につけたと言えるでしょうか。
もっとも原発事故以前にも左右の主張が似通い始めたところはあったように思います。
その一つがTPPを巡るもので、例によって元からそういうものを嫌っていた左派がTPP反対を唱える中で右派のロジックに擦り寄り、
一方で民主党政権下で起こったことであるが故に右派もまたTPP参加方針に反発する人が少なくなかったり等々。
震災後のゴタゴタで下火になりつつあるTPP論議でもありますが、それが盛んに議論の訴状に挙げられていた頃、
気になったのはTPP参加の是非よりも、TPPに反対するバックボーンとして外国を潜在的な脅威と見なす感覚
外国を自国に対する侵略者と見なす感覚が左派の間にも少なからず浸透していることでした。
門戸を開けば日本の市場が攻略される、農業が破壊されると、端的に言えばそういった世界観に沿って「防衛」を訴える声が強かったわけです。
元より農業とりわけ「食」の分野では、左派と目されている人でも実は結構なナショナリストだったりします。
日本人は○○人より優れている、みたいな考え方は鼻で笑うような人でも
「日本食は欧米の食よりも優れている」みたいな排他的優越意識を何の疑問もなく受け入れている人は少なくありません。
そんなわけで、密接に「食」に関わる農業分野への影響が大きいと予測されたTPP参加問題は
左右の主張を似通わせる(左派を右派に擦り寄らせる)には格好のネタだったように思います。
日本の自給率の低さが盛んに喧伝されるようになって久しいですが
その低さの秘密は「カロリーベースで算出する」という独自の基準によるところが大きいですし、「飼料も自給率計算の母数に含める」ために、なおさら低い数値となって現れてしまいます。
つまり輸入飼料で育った畜産物は国産としては扱われないわけで、日本で育てられた牛や豚でも自給率を計算する上では非国産です。
そして畜産飼料の大半は輸入によって賄われているため、それを食べる家畜の肉も輸入品となる、だから日本の自給率は低くなります。
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