11/07/11 20:37:57.98 dwk42qUI0 BE:422283252-PLT(12000) ポイント特典
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『毎日かあさん』の作者である西原理恵子(さいばらりえこ)さんの元夫で、フリーカメラマン
だった故・鴨志田穣(かもしだゆたか)さんの本『煮え煮えアジアパー伝』にちょっと面白いことが
書いてあります。
ブルセラショップで販売されている使用済みパンティ、じつはこれを作っているのはベトナムで
暮らす職人のオッサンなんだそうです。
「じゃあ早くその技見せて下さいよ」
「よっしゃ待ってろな」
階下の奥さんに向かって何事かを叫ぶ彼。
奥さんはライムを輪切りにしたのをいくつか持って上ってきた。
「さてと! まず用意する物はこのトンカチ。それとライムとヌクマム。このヌクマムは安けりゃ
安いほど良し! ひどい臭いのものほど良し。ウヘヘッ、まあ今君が想像している通りの効果
がな」
机に向かい、まず彼は綿パンツを左側に一山置いた。
「じゃサービスだ、よーく見とけよ」
おもむろに左手でパンツを一枚手元に引きよせると、銅板をのばしていくかのようにまんべん
なくパンツ一面を打ちつけていく。
それがある程度すむと、今度は股の部分を集中して打ち始めた。
彼の動きは淀みなく、正確で、リズミカルに響くトンカチの音は二十年の歴史の重みを感じさせた。
それこそ子供の頃、うっとりと見つめていた卓越した技を持つ大工さんか、畳職人のようであった。
一枚につき二分とかかっていなかった。
新品のパンツはみごとに中古になっていた。
何だか、たれるところはたれ下がり、のびるところはほど良くのび、ゴムひもすら、ゆるんでいた。
みごとだった。
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