11/07/11 00:45:33.50 oAWCEExo0 BE:3281357568-PLT(12000) ポイント特典
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若者の65%が「自分たちの活動が社会に影響を与えられる」と答えている。
もちろん日本での話ではなく、スウェーデンで実施したアンケート調査(Youth Empowerment
Committee 2010)の結果である。同じアンケートを日本で行ったところ24%と極めて低い。
逆に、「自分たちの活動が社会に影響を与えられない」と考えている若者は、スウェーデンが
23%なのに対して、日本では75%にまで上る。
こうした状況は、投票率にも表れており、スウェーデンでは、すでに18歳選挙権が実現しているが
、若者の投票率は70%を超え、50%未満の日本とは大きく異なる。
こうした若者の意識の高さの違いに“若者政策”の差が表れているように思う。
スウェーデンに行くと、省庁であれ、学校であれ、NPOであれ、訪問する度に様々な人から
“デモクラシー(民主主義)”という言葉を聞かされる。
日本で「民主主義」などと言うと、教科書では読んだことはあっても「多数決で決めること」程度
にしか印象がない人が多く、場合によってはむしろ特殊な人が使っている言葉だとネガティブな
印象を持っていたりもする。ところが、スウェーデンでは、この“民主主義”という言葉が広く
共有されていると共に、民主主義を体感する仕組みが様々なところに、自然とちりばめられている。
その一つのモデルが学校である。学校では常に“スクール・デモクラシー(学校民主主義)”という
言葉が聞こえ、生徒会役員の代表は、学校評議会にも参画し、教師や校長、保護者らと共に学校の
意思決定を行う。つまり生徒が学校の運営に関わることができるのだ。勉強のできる先生と仲の
いい優等生がやるといった生徒会のイメージとは大きく異なる。こうした生徒会組織には全国組織が
あり、生徒会が保護者や教師と対等に力を持つためのサポートまで行っているという。
こうした取り組みのほかにも、学校での政党討論会の実施、地域での若者参画、政党青年部の取り
組み等、若いうちから政治や参画を体感する場が用意されている。どこがというわけではなく、
様々なところに “若者が参画する場”がちりばめられ、その結果、民主主義を支える層が分厚く
なっている。
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