11/07/09 14:43:25.00 hd/6uiMF0● BE:781409434-BRZ(10003) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/si1.gif
来春卒業予定の高校生に対する求人情報の公開が今月から始まり、県内の専門高校にも求人を出す企業が見られるようになった。
団塊世代の大量退職で採用を増やす企業もある一方で、東日本大震災で求人が減少した福島県の高校生が県内で就職を考えることも予想され、
高校の進路指導担当者は「今年の就職は厳しくなる」と危機感を募らせている。
「今年はぜひ、上乗せして採らせて頂きたい」
宇都宮市京町の宇都宮工業高では１日、進路指導室を訪れた精密機器メーカーの社員が頭を下げ、進路指導担当の蓮田裕一教諭が
「多く採ってもらえるのはありがたい」と顔をほころばせた。同社には今年同高から４人の生徒が入社したが、好成績を残しているため、
今年は応募枠を５人に増やしたという。
同高には多数の企業が訪れるが、「例年よりは少なそうだ」と蓮田教諭の顔は晴れない。昨年は４９８社から求人があったが、
蓮田教諭は「震災や不況などの影響で１割は減るのでは」と予測している。
同高３年の原田洋行さん（１７）はコピー機などのメンテナンスをする県内企業に就職を希望している。６月上旬にあった３者面談では、
担任から「今年はつらいぞ」と言われたという。原田さんは「震災で影響が出るのは仕方ない。人見知りを克服して面接に備えるなど、
自分にできる事をやるしかない」と話していた。
ハローワーク宇都宮によると、６月２０日から３０日までの求人票受付期間に届いた求人数は昨年より約２割、約７０人分も減っているという。
厚生労働省が８日に発表した同月２０～２４日の求人のまとめでも、栃木県全体では昨年より２５４人、２７・９％も減っており、全国で５番目の減少率だった。
ところが、就職希望者は例年より増える見通しだ。同高では昨年度、３年生の５７％が就職したが、今年は既に７６％が就職を希望。
宇都宮商業高でも、昨年より２０人も就職希望者が増えたという。両校では「今の３年生は、リーマンショックの年に中３だった。
サポートが充実している高校生のうちに就職したいと考えているのでは」と分析する。
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)