11/07/01 11:28:38.52 qXDReguZ0 BE:1003334584-PLT(12005) ポイント特典
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玄海原発1号機 想定以上に劣化進行か
運転開始から36年が過ぎた九州電力玄海原子力発電所(東松浦郡玄海町)1号機の
原子炉圧力容器の劣化を判断する指標となる「脆性(ぜいせい)遷移温度」が大幅に上昇、
大学の研究者らは異常として問題視し、最悪のケースとして容器破損の可能性にも言及している。
九電や国は「安全性に問題ない」と反論。研究者は検証のためのデータ開示を求めるが、九電は
「業界規程に基づいて適正に検査しており、検証しても結果は同じ。
40年目の高経年化評価時にデータを公表する」としている。
鋼鉄製の原子炉圧力容器は中性子を浴びるともろくなる。電力各社は老朽化を把握するため
容器内に同じ材質の試験片を置いて取り出し、緊急冷却した場合などに容器が壊れやすくなる
温度の境目となる脆性遷移温度を測っている。劣化が進むほど温度は高くなる。
九電によると、運転開始時の1975年の脆性遷移温度は零下16度。
これまで4回取り出した試験片の温度は、35度(76年)、37度(80年)、
56度(93年)と推移し、2009年は98度に大幅上昇した。
九電は「試験片は圧力容器よりも多く中性子を浴びる場所に置き、数十年後の圧力容器の
劣化状況を予測するためのもの。98度は2060年ごろの数値に当たる」と説明。
「圧力容器の現在の脆性遷移温度の推定は80度で、60年間運転した場合でも91度」とし、
日本電気協会が定める新設原子炉の業界基準93度を下回っていることを強調する。
26日の県民説明会でこの問題を質問された経産省原子力安全・保安院も
同様の説明をして「容器が壊れるような状況にはない」と答えた。
続く
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