11/06/26 14:03:28.08 SbgMz5TJ0 BE:3798616897-BRZ(10000) ポイント特典
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「ブスを笑いたい」「乱暴にせまられたい」、酒井順子が女の欲望を読み解く
「ブスを笑いたい」「モテ男を不幸にしたい」「秘密をばらしたい」。これらはすべて、エッセイスト・酒井順子さんが
『源氏物語』に見い出した作者・紫式部の欲望。酒井さんは、『源氏物語』は作者自身の欲望を思い切り吐き出すために
書いた物語ではないかと考え、長大な物語を細かに分析、『紫式部の欲望』(集英社)という一冊の書に著した。
それらの欲望は、現代に生きる女性のそれとどう似通い、どう異なるのか。酒井さんに女の欲望と自意識について伺った。
―美への欲望をかきたてる女性誌もあれば、一方で妬み嫉みなどのマイナスな欲望は捨てて「自分らしく生きる」ことを
説く女性誌もあります。女性は欲望と自意識でがんじがらめになっている感じがします。
酒井 嫉妬などの感情が「ない」という人もいますが、それはたぶん嘘。「私はそういうものは克服してます」という
有名人が出てきて語ったりしている女性誌を見ると、「それに比べて私は......」と落ち込みますが、
もしマイナスの感情がまったくないという人がいたら、それはかなりのレアケース。女性誌が女性にもたらす
罪悪は大きい。一方、女性誌とは反対のことが『源氏物語』には書いてあります。六条御息所を見れば「こんな人もいたんだ」と、
楽になれるんじゃないでしょうか。欲望は持ってて当たり前。恥ずかしいことではないと思います。
―では、「ブスを笑いたい」と思っててもいいんですね(笑)。
酒井 しません」と思い込んでいる人ほうが、ふとしたときにひどいことを言ったりするんですよ。自分の欲望を分かった上で
飼いならして、マナーとして「ブスを笑っちゃいけない」と思ってる方がいいんじゃないでしょうか。自分をありのままで見ることは
とても苦しいことなんですけど、一度ちゃんと見ると楽になるものです。
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