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有機EL技術、韓国に集積 アルバックは装置の開発拠点 2011/6/26 0:35
液晶より高精細で消費電力が少ない有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)の最先端技術を持つ日本の企業が韓国に相次いで進出する。
製造装置をつくるアルバックは研究開発拠点を新設するほか、住友化学や宇部興産は高機能素材を現地生産する。
スマートフォン(高機能携帯電話)向け有機ELパネルの量産で先行したサムスンやLGは、巨大な需要が見込めるテレビ用の開発を急いでおり、韓国で関連産業の集積が加速する。
液晶テレビなどの薄型パネル製造装置で世界最大手のアルバックは7月、海外初の研究開発拠点を韓国平沢市に新設する。
有機ELは発光材料をガラスに塗布し高温で定着させる。テレビ用の大型ガラス基板を使う場合、発光材料を均一に塗布する技術が課題となっている。
新設する「韓国超材料研究所」には半導体分野を含め技術者を20人程度置く。有機ELではサムスンやLGと共同開発を進め、テレビ用パネルの装置受注を狙う。
東京エレクトロンは韓国華城市に50億円を投じ、研究開発拠点を建設中で2012年1月の稼働を目指す。
三原色を低コストで大型ガラス基板に定着させる「インクジェット方式」をセイコーエプソンと開発しており、実用化を急ぐ。
住友化学はサムスングループと合弁でスマートフォン用のタッチパネルの工場を韓国に建設する。12年1~3月の稼働予定で、投資額は190億円。
デジタル製品は陳腐化が速く、素材の開発や生産もスピードが要求されるため「顧客の近くに拠点を構えることが重要」(住友化学の出口敏久常務執行役員)という。
宇部興産はサムスンと合弁で耐熱性の高い樹脂材料を生産する。新会社を8月に設立。ガラスの基板を樹脂に置き換え、折り曲げ可能なパネルの実用化につなげる。
続く