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政府と保安院は事故発生から2カ月間、
「炉心溶融はしていない」
という態度で一貫していた。
だから保安院の中村幸一郎審議官が3月12日に
「1号機の炉心溶融が進んでいる可能性がある」
と発表したとき(つまり技術系の彼はテルルのことを知っていた可能性が高い)、菅直人首相は即座に彼をクビにした(代わりにそのポストに就いたのが前出の西山氏である)。
正しいことを述べた人を“更迭”し、政府の意をくんで「大本営発表」してくれる人を起用する。これは、はっきりいって異常なことだ。
生命にかかわるかもしれない重要な情報を国民よりも米国に先に伝えるのは、さらに異常な事態である。
原発事故をめぐる政府の対応には様々な批判があるが、この問題はとりわけ強く批判されなくてはならない。
私たちは断固とした怒りの声を上げるべきではないか。
大前研一の「「産業突然死」時代の人生論」より抜粋
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