11/06/14 17:51:16.96 xBteNHO30 BE:948196272-PLT(12503) ポイント特典
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自動車用ナビなどで現代生活の欠かせない一部に成長したGPS(衛星利用測位システム)
の次世代サービスをめぐる日米と中国の覇権争いが激化している。精度が飛躍的に高まる
次世代型は軍事・民生両面のインフラ(社会基盤)として、より深く社会に組み込まれ、一国
の安全保障をも左右する存在になる。だが宇宙進出の意欲を隠さない中国に対し、日本は
戦略的な姿勢を打ち出せていない。(松尾理也)
現行のGPSは、米国防総省が運用する約30基の人工衛星が地球のほぼ全域をカバーし、
約10メートルの誤差で地上の目標物の位置を測定できる。一方、次世代型では精度が
誤差1メートルから数センチにまで上がり、地形や建物による障害にも強くなる。
だが次世代システムの構築には、測位機能補強用に追加衛星を複数打ち上げる必要が
ある。さらに補強用衛星の運用には地上局の設置も必要になるため、米国は独力で
全世界に次世代衛星網を構築することを断念した。
その結果、ロシアの「グロナス」、欧州連合(EU)主導で構築中の「ガリレオ」などが存在する
ものの事実上、米が一極支配する現状から、地域大国が並立する多極型の構図へ変わる
ことになった。
南北アメリカは米国が担当。欧州・アフリカは欧州の連合体が担当する。だが、アジアは
すんなりといかない。順当ならば日本だが、急速に宇宙開発への野心をあらわにしている
中国、インドが割って入ってきた。
(つづく)
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衛星測定・補強システムの現状
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