11/06/13 03:59:10.43 Q3TDSiom0 BE:3318218887-PLT(12072) ポイント特典
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3日間の日程を終えたE3。中でも注目を集めたのは任天堂の新型ゲーム機「Wii U」であり、ソニーの新型ゲーム機「PSVita」でした。
それぞれWii、PSPの後継機という位置づけであり、どのように変わったかに視点がいきがちです。しかし―と筆者は感じます。
ロサンゼルスを離れる便を待ちながら空港で、空気が残っているうちに書き残します。
新しいゲーム機を開発するに当たって当然検討に上がるのは、どのような機能を持ったものにするかということです。
新型を買ってもらう以上、前と違う体験をしてもらうために、性能を積み増し、新しい機能を付け加え、アピールできる商品にしなくてはなりません。これまでのゲーム機はそういうものでした。
しかし「Wii U」はそうした目線で作られた商品ではないと感じました。ヒントとなるのはプレスカンファレンスにおける岩田聡社長の言葉です。
「今までのゲーム機は成功したとしても、あるセグメントのユーザーに受け入れられる以上にはならなかった」と岩田氏は言いました。ゲーム人口の拡大を掲げて発売したWii。
新たなユーザー層を開拓したものの、逆に今までのゲームユーザーは取り込めなかった、そうした反省の弁であるように感じました。
全てのユーザーに受けいられるゲーム機にしたい―余り関心は払われませんでしたが岩田氏は壮大な野心を口にしました。
敢えてインターフェイスは刷新せずWiiに親しんだユーザーにとっては慣れ親しんだWiiリモコンでカジュアルな遊びを提供し、
ゲーマーにとってはPS3/Xbox360を超える性能でHDのグラフィックスを活かした最先端の遊びも出来る。両方のユーザーを獲ろうという試みです。
液晶画面がついたコントローラーもこの文脈で説明できるでしょう。据え置き型ゲーム機はテレビ画面の呪縛から逃れられない。
これはファミコン以来変わらないものでした。Wiiは任天堂らしからぬ今風なデザインの本体でした。
しかしテレビ画面を長く占拠していれば、どうしたってゲームを遊ばない家族が入れば白い目で見られてしまいます。