11/06/12 22:28:11.17 lwVyiOjy0 BE:1895997874-PLT(12000) ポイント特典
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高速炉もんじゅ落下装置引き上げに工学的無理
話の見通しを良くするために簡単なモデルを考えます。
スリーブは段差がない直径500ミリ、建設時の蓋側の穴は片側0.1ミリのすき間があるとして500.2ミリ、
中間段差部は最上部の室温より50度プラス、最下部の原子炉側は室温プラス200度とすれば、
スリーブと蓋の穴の直径は鋼材の膨張を考えると現在、以下のようになっています。
温度 スリーブ直径 蓋の穴直径
スリーブ頂部 室温 (500.0ミリ) (500.2ミリ)
中間段差部 +50度 500.3ミリ 500.5ミリ
最下部 +200度 501.2ミリ 501.4ミリ
スリーブ最下部を引き上げていけば、中間段差部に到達する以前に
蓋の穴より直径が大きくなって抜けなくなります。
もしスリーブだけ抜いていくのなら時間を掛けて温度が周囲の穴の温度まで下がるのを待つ手があります。
しかし、スリーブは炉心中継装置を抱いていて、
装置の下部は液体ナトリウムに浸かっていますから200度以上の高温は絶えず伝わってきます。
スリーブと蓋の穴の間に最初からコンマ何ミリものすき間があれば抜けますが、
アルゴンガスを封じ込める機能を考えれば、すき間はずっと小さく造られた可能性が高いとみるべきでしょう。
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