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<テレビアニメ>視聴率よりブルーレイ ヒットの指標は1万枚
まんたんウェブ 5月8日(日)15時0分配信
テレビの人気のバロメーターといえば、ドラマやバラエティーでも視聴率だ。だがテレビアニメ、特に深夜のアニメで関係者が注目するのは、本編ブルーレイディスクの売り上げ。
1万枚がヒットと見る理由、その背景について追った。(販売数はすべてオリコン調べ)
◇ファン「価格は関係ない」
(略)
1本で約2時間あり、数千円で売っている映画のブルーレイを考えると割高に感じるが、
「アニメに価格はあまり関係ない。好きな作品ならば手元に置いて何度も見たいし、知人と一緒に見て語りあいたい」(神奈川県在住の30代アニメファン)と話す。
こうしたファンの購買欲がテレビアニメの市場を支えている。
◇
メーカー側が見るヒットのボーダーラインはまちまちだが、おおむね「1万枚」という数字が浮かび上がる。「採算ラインは制作費によって変動するから一概には言えない。
しかし、ブルーレイ1万枚を売れば間違いなくヒットといえる」(別の大手メーカー社員)と明かす。
10~11年のブルーレイで、人気だったのは「化物語」と「魔法少女まどか☆マギカ」の2作品。前者は、1巻の初週販売数が約2万9000枚だったが、最終6巻では約5万1000枚に伸ばした。
4月末に発売されたばかりの「魔法少女まどか☆マギカ」の1巻は、せりふに誤りが見つかり、店舗から回収になったにもかかわらず約5万3000枚を売り上げた。
また総合的に見れば「けいおん!」シリーズは累計で50万枚以上を売り上げた大ヒット作だ。
1期(1クール3カ月)と2期(2クール6カ月)という長期間で多くの巻数が出たが、どの巻でも3万~4万枚の売り上げをキープし、驚異的な数字をたたきだしている。
しかし、テレビアニメのブルーレイで1巻につき1万枚を超える作品は年を通じてもかぞえるほどしかないほどの「狭き門」となっている。(毎日新聞デジタル)
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