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３０代女性 マイナス思考ばかり
育児休業中の３０代女性。私の悩みは、マイナス思考をしすぎるところです。
テレビで悲劇的なドラマを見ると自分もいつかそういうふうになるのではないかと考えたり、病気や事故の話を聞くと夫や子どもがそうなったらと悩んだりします。
人生は甘くないのだから、今の幸せは続かないと考えている自分がいます。
もともと物事を深刻に捉えすぎるところがあったのですが、結婚して子どもを持ったことで、ますます心配が増えてしまったように思います。
夫からは「いつも悪いことばかり考える」と指摘されますが、先のことを考えるほど悲観的になり、いいことなど何もないと考えてしまうのです。
悲観的な生き方は時間の無駄。もっと人生を楽しみ、今を大切に生きようと思い、今年の目標に「プラス思考で」と掲げました。
でも、やはり日常の思考回路は変わりません。暗い自分のせいで、夫や子どもに悪影響を及ぼすのも心配です。心の持ちようを教えてください。（山口・Ｕ美）
◇
悲観的に考えるのをやめたいのですね。あなたはネガティブ（消極的）な思いは不必要だと、ご自分でわかっていらっしゃる。
ところで、日常生活で不必要なもの、例えばゴミが出たとき、どうしますか。捨てますよね。日々生活しているとゴミは出るものです。
ゴミのせいで家の中が臭くなるんじゃないかとか、またゴミが出てしまったとか悩む前に、掃除して捨てているのではありませんか。
ネガティブな思考回路もそれと同様で、その思いが心に浮かんだら、すぐストップして方向修正すればいいのです。
生きているということはゴミが出る、ということです。ネガティブな思いが浮かぶのも生きているからこそ。
いつもポジティブ（積極的）で悲観的な思いなど全くない、などという人はいないはずです。皆それぞれ悲観的な思いをどう変えていくか努力しています。
その思いが浮かんだらすぐストップして捨てる、というトレーニングの繰り返しのなかで、人は成長します。家事が上手になるとゴミも少なくなるように、思考回路のゴミも少なくなりますよ。
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