11/05/19 01:01:35.41 LDD1A+TZ0● BE:1043676746-2BP(1)
sssp://img.2ch.net/ico/8.gif
東京電力福島第1原発事故で高濃度の放射性汚染水が海水などに流出している問題で、
独立行政法人物質・材料研究機構(茨城県つくば市)は18日、
放射性セシウム137を吸収し安定的に閉じこめる材料の開発に成功したと発表した。
放射性セシウム137は半減期が30年と、比較的長く水に溶けやすいため、
安定した固体化合物に吸蔵して地下深くに埋設・貯蔵することが
環境への拡散を防ぐのに有効とされている。
同機構の阿部英樹主幹研究員らのグループは、酸化チタンとセシウムを
液体状の酸化モリブデンに溶かし電気分解した。その結果、
結晶化した酸化チタンは1立方センチ当たり1グラムのセシウム137を取り込み、
ほとんど溶出しないことを確認した。角砂糖サイズの酸化チタンで、
1立方センチ当たり3万7千ベクレルの放射性汚染水87トン分のセシウムを閉じ込められる。
福島第1原発事故では原子炉や燃料貯蔵プールの冷却のため注入された水が
高濃度の放射性汚染水となって漏れ、事故対策統合本部では放射性物質を吸着する
「ゼオライト」という物質を使って放射性セシウムを除去している。
阿部主幹研究員は「ゼオライトなどをどのように運び、濃縮するかなどの課題はあるが、
セシウムを処分する最後の段階で役立つ技術」としている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)