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5月7日からクアラルンプール近郊などで跳梁している強酸ぶっかけ魔が5月13日に、クアラル
ンプール市内で新たに2件の犯行を重ねた。
第一の犯行は13日午前8時45分頃にＫＬ市内のワンサ・マジュで発生。被害者は警官の娘の30代
の女性でサイドウィンドウを降ろして自家用車を走らせていたところ、赤信号で停車した車両
にオートバイで近寄ってきた男が窓越しに酸性の液体をふりかけた。女性は酸性の液体で軽い
やけどを負って病院で治療を受けたが深刻な状態ではないとのことだ。
2件目の犯行は同日午後2時ごろにジャラン・デサ・パンダンで発生。オートバイに乗った男が
ペットボトルに入れた酸性の液体を歩行者にふりかけて、そのまま逃走した。こちらの犯行は
目撃者が多く、犯人像がかなり明確になった。
警察の発表によると容疑者は白色のシャツに暗色系のパンツ。30歳代で黒のフルフェイスヘル
メットを着用していたが、あごひげを蓄えていることが確認されている。オートバイはホンダ
のＥＸ5だった。目撃者が覚えていた車両ナンバーから、警察は容疑者が偽造ナンバープレート
を使用していることをつきとめた。
警察は13日午後10時、目撃者の証言と路上の監視カメラの映像を元に、容疑者のモンタージュ
写真を公開。市民の協力を呼びかけている。
南国新聞 2011/05/18
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