11/05/18 01:54:01.20 8/lt+sx10 BE:1951373388-PLT(19000) ポイント特典
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「中身ゼロ」憤る被災者
政府が17日公表した東京電力福島第1原発周辺の被災者らの避難生活に関する「工程
表」。復興策や警戒区域の解除などについて今後の指針が幅広く示されたが、帰宅
についての具体的な見通しや対策は「中長期」で片付けられて、中身はほぼ皆無。避難
住民らのあきらめや憤りは積み重なるばかりだ。
「原発や今後の補償を考えると、本当に工程表通り進むとは思えない。国の計画はいつ
も後手で遅すぎる。来春まで避難生活が続くとあきらめています」。自宅が原発から20
キロ圏内の「警戒区域」内にあり、福島市の避難所で家族5人で暮らす福島県南相馬市の
主婦、井島友美さん(37)はため息をついた。
南相馬市の会社経営、田中章広さん(37)は「被災地の問題はある程度網羅されて
いる」と一定の理解を示した上で、「この程度の内容なら、地震後1カ月以内に出せたの
では。遅すぎる」と付け加えた。 村全体が「計画的避難区域」に指定されている飯舘村。
菅野典雄村長は「特別な感想はない。一日も早い避難解除を求めたい」。
仕事面などで不安を抱える被災者らに対しても、工程表は明るい見通しを示したとは
言い難い。福島市の男性会社員(21)は地震直後から精神的な病を抱え、現在は休職中
だ。「精神的負担や給料への補償も具体的に決めてほしい。将来、どうなるのか…」と
不安な気持ちを訴えた。
福島県の佐藤雄平知事は「示された取り組みを着実に実施し、避難生活を強いられて
いるすべての県民が速やかに帰還できるよう、全力で取り組んでいただきたい」との
コメントを出した。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)