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BitTorrentで映画『エクスペンダブルズ』を違法にダウンロードしたとして、米国の23,322人ものインターネットユーザが
和解文書を突きつけられそうだ。映画スタジオNu Imageは、史上最大規模のファイル共有訴訟の被告たちから、数千万ドルを取り返すことを望んでいる。
2010年以降、United States Copyrights Group（USCG）は、著作権者に無許可で映画を共有したとして、数万人ものBitTorrentユーザを訴えた。
彼らの狙いは、ユーザたちを相手取って訴訟を起こすことではなく、著作権侵害の容疑者たちに法的措置を回避するためにそれなりの金を支払って和解することにある。
ある種、強要とも言えそうなこのスキームが、それなりに金になりそうだと知れ渡るやいなや、米国中の弁護士事務所が、この戦略をまねし始めた。こうした新参者たちの大半が、
アダルトコンテンツメーカーに殺到した一方で、USCGはハート・ロッカーのメーカーなど、大手映画会社に近づいていった。
今年2月、弁護士らは新たなのクライアントNu Imageを代表し、新たな大規模訴訟を起こした。このスタジオは、アクション映画『エクスペンダブルズ（The Expendables）』を手がけている。
まず最初に、このケースは6,500人のジョン・ドゥ（氏名不詳）の被告に対するものであったが、現在、被告は23,322人に膨れあがり、過去最大のBiTorrent訴訟となった。
USCGとファイル共有ユーザ追跡会社は、最初の訴状を提出後も、同映画を共有するBitTorrentユーザを探し続けた。この数ヶ月間、同映画は数十万のコピーを増やし続け、
被告候補のプールが尽きることはなかった。こうした人々が現在、当初の訴訟に加えられ、総数23,322人に至ったという次第。
さて、こうした大規模な訴訟の動機づけがどこにあるのか、と疑問に思う人もいるかもしれない。答えは、利益を生み出す可能性だ。単純計算しても、その利益は莫大なものとなる。すべての
被告のうち75％が2,000ドルの和解金を支払ったとしよう。その場合、原告は3,500万ドル以上を荒稼ぎすることができる。これは、米国での興行収入1億300万ドルの3分の1以上を稼ぎ出す。
実際にそうなる可能性は、さほど小さくはない。
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訴えられたIPアドレス一覧（371ページ）
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