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20年以上前に廃業した山梨県甲府市内の公衆浴場の使われていない温泉井戸で、
東日本大震災直後から温泉が自噴する異変があったことが、17日の大震災山梨県対策本部会議で報告された。
県大気水質保全課によると、この公衆浴場では廃業後は温泉井戸をふさいでいたが、震災後から湯が湧きだし、
付近の道路にまで湯があふれて騒ぎとなった。温度を測ったところ28度あり、毎分30-40リットルのペースで自噴している。
一方、身延町の温泉施設では3月23日に硫黄の臭いが強まり、
検査したところ震災以前は1・3%程度だった可燃性の天然ガス濃度が8%にも高まっていたことが分かった。
同課では、温泉施設周辺で電気器具や火器を使わないよう指導した。
甲州市と笛吹市の施設では、震災後に湯量が減る事態も起きているという。
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