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栃木県は10日、宇都宮市茂原の下水道資源化工場で、下水汚泥の焼却灰から
1キロ当たり3万2千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
福島県の下水処理センターで高濃度の放射性物質が検出されたため、今月2、3日に
県内各地の施設で試料を採取、検査していた。
下水汚泥には、農産物などのような放射性物質の基準値はない。県は、問題の
焼却灰を工場の敷地内に飛散防止のブルーシートで覆って保管し、立ち入りを制限する。
調査結果では、ほかに大田原市宇田川の北那須浄化センターで4200ベクレル、
日光市町谷の鬼怒川上流浄化センターで4千ベクレルの放射性セシウムが、
下水汚泥から検出された。
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