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ワタラ氏が大統領就任 コートジボワール正常化へ
【アビジャン共同】大統領選結果をめぐり一時、内戦状態に陥ったコートジボワール
で６日、国際社会が当選者と認めたワタラ元首相が最大都市アビジャンの大統領府
で大統領への就任宣誓を行った。ワタラ氏は「新しい和解と統一の時代の始まりだ」
と演説した。
選挙結果を覆し、大統領職に居座ったバグボ氏がワタラ派部隊に拘束されてから間
もなく１カ月。戦闘はほぼ終結、市民らは徐々に通常生活を取り戻しているが、ワタラ
氏が正式に大統領に就任したことで正常化はさらに進む見通しだ。
一方、フランス公共ラジオによると、同国北部で拘束中のバグボ氏を弁護するため
アビジャンの空港に到着したフランス人弁護士が入国を拒否された。バグボ氏は６日
、検察官の尋問を受けたとされる。弁護士は「（ワタラ）体制の未来を悲観する」と述べた。
アビジャンでは夜間外出禁止令が解除され、銀行や商店なども営業を再開。政府
機関も業務を開始した。世界一の生産量を誇るカカオ豆の輸出も近く再開される予定だ。
ワタラ氏は２１日、首都ヤムスクロで就任式典を行う予定。
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